家庭教師派遣会社の選び方
家庭教師派遣会社の選び方のポイント
家庭教師派遣会社選びのポイントは下記のような項目ではないでしょうか。
1.種類
家庭教師派遣会社の中には、教材販売をしたりチケット制や長期契約を結ばせる会社もあるので
注意が必要です。
2.料金
当然、安いにこした事はありません。
3.サポート体制
教師に対する授業方法の指導及びサポートがしっかりしていなければ、わざわざ業者さんに頼む
必要はありません。
4.登録教師の量と質
たくさんの選択肢から、スタッフの経験に基づき、お子様にあった教師を選んで貰う必要があります。
上記の項目を更に細かく検証してみます。
<家庭教師派遣会社の種類>
収益構造
家庭教師派遣会社は、その収益構造により分類出来ます。
・教材販売タイプ
始めに教材を販売して、その後の授業は、全て教師にまかせる。このような会社は論外です。
この「教材」は使い物にならないのに高額ですし、「教材を売る事」が目的ですから、後のサポート
などは当然ありません。
・チケット制タイプ
数十回分のチケットをローンなどで、一括購入する。
一回売れば終わりですから、このような会社には後のサポートが期待出来ません。
・ローン一括タイプ
大手英会話スクール同様に、一括して授業料を納める。
これも始めに全てカード会社経由で料金が回収できますから、後のサポートが期待出来ません。
・月払いタイプ
一番主流はこれ。お支払いは月々の月謝のみ。
家庭教師会社を選ぶ際は、必ず月謝制の所を探しましょう。
何故なら、月々の本部サポートがしっかりしていなければ、お客さんは辞めてしまうので、本部が
しっかりサポートせざるをえないからです。
しかし、入会時に色々な名目で入会金以外の多額の費用がかかる会社は、「チケット制」「ローン一括」
タイプと同様に「売り逃げ」型ですから避けましょう。
契約期間
いずれのタイプでも、その契約期間に注意する必要があります。
多くの家庭教師派遣会社は、半年から1年となっています。
問題は、もしサービスに納得出来ない時に解約する場合です。
中には、違約金を定めている家庭教師派遣会社もあります。
ちなみに、訪問販売法では、違約金は「月の月謝か5万円のいずれか少ない金額」と定めています。
この法律制定前は、違約金を高額に設定する家庭教師派遣会社もあり、社会問題となっていました。
途中解約の際に違約金がかかる家庭教師会社は避けましょう。
長期契約で違約金を取る会社は「売り逃げ」型です。入会後のサポートなど期待出来ません。
料金体系
家庭教師派遣会社の料金システムにはさまざまなものがあります。
中には一般常識では考えられないような酷い会社もありますので注意が必要です。
「こんな料金システムの会社」とは契約しない方がいいのではという項目を挙げてみました。
下記のような家庭教師会社とは絶対に契約してはいけません。
・教材売り逃げタイプ
教材を販売する事が本当の目的で、家庭教師の派遣はその副産物にしか過ぎません。
このような教材は一般的にあまり出来の良い物は少なく、かつ、値段が高いです。
このような教材をローンで売りつける家庭教師センターもある。
尚、ホームページに「教材販売なし」という記載がない場合及びホームページがない場合は教材販売
を行っている可能性が非常に高くなります。
・料金が二重価格
パンフレットや宣伝媒体に書かれている価格帯とは、別の価格帯があります。
「教師の学校や性別などを指定すると別料金となる」などです。
料金表に「~」がついている場合もこのタイプです。
中には電話で料金を聞いても、「営業にお伺いした際にお伝えします」と言ってくる業者もいます。
・チケット制タイプ
複数回のチケットを現金やローンで購入するタイプです。
チケットを購入してしまうと、その会社のサービスに問題があっても辞められません。
・違約金タイプ
契約期間(1年程度)の途中で解約すると違約金を徴収される為、事実上辞められません。
ちなみに、訪問販売法では、違約金は「月の月謝か5万円のいずれか少ない金額」と定めています。
・営業マンが来るだけで料金を取るタイプ
契約するかどうかも決まっていない段階で、営業マンがシステムの説明に来るだけで「出張料」などの
名目でお金をとる。
・月謝以外に多額の請求をするタイプ
「教師選抜費」「調査費」「受験対策費」など色々な名目でお金をとります。
よって、広告に載っている料金は安いが最終的には高くつくタイプ。
膨大な広告宣伝費を使っている会社に多いです。
料金の公開
・料金は非公開?
驚く事に多くの会社では「料金」を公開していません。
サービスという不確定な物を購入するのに料金が載っていないのはちょっと怖いですね。
・一部しか公開しない
次に目立ったのが、公開はしているのだけど、漠然としているタイプ。
つまり、料金表に「~」が目立つタイプです。この「~」とは一体何なのでしょうか。
「時価」という事でしょうか・・・。
バックアップ体制
教師に対する授業方法の指導及び本部のバックアップ体制がしっかりしていなければ、わざわざ
業者さんに頼む必要はありません。
しかし、この「バックアップ」という部分は外からは分かりにくいものです。
家庭教師派遣会社各社は、インターネットやオフラインでの宣伝では「バックアップ体制が万全です」
と何処も言っていますが、残念ながら「バックアップ体制」がしっかりしている所は多くはありません。
一般のビジネスでは、大手であれば大手である程、「本部のバックアップ」を期待出来るのですが、「家
庭教師」の場合はそれが通用しません。
では、どうやってバックアップ体制のしっかりしている会社を見つければよいのでしょうか。
・まず電話してみる
結論としては、家庭教師派遣会社に実際に電話してみて、担当者と話してみるのが一番良いと思い
ます。この担当者との会話の中で「教育観」や「具体的な提案があるか」を確認してみて下さい。
・担当者に来てもらう
この担当者であったら大丈夫だと思った段階で、始めて説明に来てもらうようにしましょう。
相手は早く契約をとる為にすぐに「自宅での説明」を要求してきますが、自宅に来られると断りにくくなる
ので、大丈夫だと思った段階で来てもらう事にしましょう。
尚、中には「説明に来る」だけで「出張料」などの名目で料金をとる所もありますのでそういう所には気をつ
けましょう。
・担当者が変わる所はだめ
説明にくる担当者が一貫して担当してくれれば良いのですが、そうでない所もありますので確認をとって
下さい。
・担当者が学生である所は論外
中にはアルバイトの学生に「その場限りの営業」をさせている所もありますが、こういう所は論外です。
こういう所は求人誌や求人サイトで、「学習アドバイザー」「教育アドバイザー」という名目で「その場限り
の営業スタッフ」を募集しています。
「未経験歓迎、学生可、歩合制」などの文字が求人誌に並びます。
教育に関心のない・受験に詳しくない学生が、営業にやってくるわけです。
「学生自主運営」を謳っている会社に多く見られます。
経費節約の為に学生を営業に行かせているのに、「完全学生自主運営」という言葉を宣伝文句にして
いるあつかましい会社もあります。
ちなみに、彼ら(「学習アドバイザー」「教育アドバイザー」)は、1人お客さんを入会させると数万円の歩
合が入るそうで、学生にとっては楽なバイトです。
教育観があり、受験に詳しい正社員が営業にやってくる会社を選びましょう。
尚、「とりあえず体験授業はいかがですか?」と言ってくる会社もあります。
これも結局は、体験授業専門の学生バイトに営業もさせるわけです。
結局、社員をよこすより、学生に体験授業をさせた方が経費的に安くつくという勝手な考え方により
ます。
派遣されてくる学生は、「指導」に関してあまり多くの経験をしていない事が予想されます。
指導方法においても一定の「パターン」という物がありますので、その「パターン」を多く見てきて、
かつ、それを教師に伝授してくれる担当者を選びましょう。
・情報力
派遣する家庭教師に志望校などの沢山の「情報」を提供するのかどうかも重要なチェックポイントです。
何事においても「作戦」は重要です。その「作戦」を立てるうえで「情報量」が重要になってきます。
的確な情報を派遣教師に伝達するシステムのある所を選びましょう。
・普段の学習を管理
家庭教師は週にせいぜい数時間しかありません。よって、それ以外の時間が重要になってきます。
そこで派遣教師がきちんと管理してくれる所を選びましょう。
・「報告システム」
どこの家庭教師センターでも派遣教師に報告書の提出を義務付けています。
これを宣伝文句にしているところは沢山ありますが、多くのセンターで報告書が全く活用されてなく、
単に提出させているだけという所も少なくありません。
具体的にどのように「報告書」を活用しているかを担当者に聞きましょう。
又、教師から会社への「報告書」の提出頻度が月に一回のところは「ただ教師を紹介するだけの紹介屋
さん」なので高いお金をこうした会社に使うのはやめましょう。
講師の量と質
・このような家庭教師センターが良いです
例えばSという地域に住んでいる人が家庭教師センターに依頼したとしましょう。
まず担当者はSという地域に住んでいる登録教師を検索します。
次に対象者の中から条件(中学受験の有無など)に合う教師を選びます。(この段階で紹介する業者は
論外です)
最後に条件にあった登録教師にコンタクトしてみてお子様の性格などにあう人を最終決定します。(お子
様本人に会わず、保護者にしか会わない担当者は信用できません)
上の「第二段階」に残っている登録教師が沢山いることが最低条件となります。
そこで全体の登録者数や大学別登録者数、中学受験経験者数などを確認しましょう。
・担当者の選択眼
いくら登録数が多くても、最終的には教師を選ぶ担当者の「選択眼」が重要になってきます。
良いセンターの担当者は、過去の経験に基づいて、「こういうお子さんにはこういう教師が良い」と判断
します。
担当者がこの「選択眼」を持っているか、経験を多く持っているかを判断して下さい。
・「プロ講師」?
家庭教師会社の中には、「教師が全員プロ講師である」という事で差別化している会社があります。
問題は「プロ講師の定義は何か?」です。
中には普通の社会人を求人誌等で募集して、研修等も行なわず、「プロ講師」にしている会社もあります。
・「無料体験レッスン」は良いか?
「無料体験」を行なっている殆どの家庭教師会社の場合、「無料体験を行う教師」と「実際に派遣される
教師」が違う事が本サイトのアンケートにより判明しました。
よって「無料体験」を行なう教師は、それ専用に特訓された教師であり参考にならないのです。
又、「無料体験」の結果、生徒さんが入会すると数千円~数万円の報奨金が「無料体験講師」に渡される
為、「無料体験講師」が熱心に授業を行なうのも当然です。
<よい家庭教師派遣会社と悪い家庭教師派遣会社の見分け方>
よい派遣会社
<料金関係>
・料金が月払い制である。
・入会金などの入会時費用がかかり過ぎない。
・料金をホームページで公開している。
・料金欄に「から」や「~」がない。
・退会時に違約金が発生しない。
<先生関係>
・登録教師数が豊富である。
・「中学受験経験者」など特定の登録教師が多い。
・(学生団体の場合)登録教師は特定の大学のみである。
・家庭教師の時間以外の学習管理と計画を行う。
<本部関係>
・営業担当者が社員で担当者が変わらない。
・担当者が経験豊かできちんとした「教育観」がある。
・営業担当者が保護者だけでなく本人にも会う。
・教師からの「報告書」などを活用して戦略的授業展開を実施。
・営業担当者に教師を選ぶ「選択眼」がある。
・学習方法等に関して、担当者が具体的な提案をしてくる。
・担当者が現状を認識し、率直に意見を言ってくれる。
<入試関係>
・情報量・収集力が豊かで担当教師への提供するシステムがある。
・塾同様に、模擬試験を実施している。
・受験データなどの各種教育情報を提供してくれる。
以上のようなチェック項目を参考にして、実際に複数の家庭教師センターに電話してみて下さい。
悪い派遣会社
<料金関係>
・教材販売を行っている。
・料金がチケット制である。もしくはローンである。
・入会金などの入会時費用が高い。
・料金をホームページで公開していない。
・料金欄に「から」や「~」があり、実際いくらか分からない。
・退会時に違約金が発生する。
・宣伝で「月1万円」などありえない金額を謳っている。
・営業マンが説明に来るだけで料金をとる。
<先生関係>
・登録教師数が少ない。
・高学歴の登録教師が少ない。
・「中学受験経験者」など特定の登録教師が少ない。
・「○○大△△」という名前だが、実際には○○大の学生以外も派遣している。
・「○○大生中心」など「中心」という言葉がついている。
・「プロの派遣」と言いながら、実際には職業家庭教師ではなく、単なる社会人を派遣している。
・家庭教師の時間以外の学習管理と計画を行わない。
<本部関係>
・営業担当者が学生である。
・営業担当者が変わる。(新入社員である)
・担当者に「教育観」がない。
・営業担当者が本人に会わない。
・営業担当者がごますりをする。
・教師からの「報告書類」が月一回しか本部に届かない。
・営業担当者に教師を選ぶ「選択眼」がない。
・学習方法等に関して、担当者が具体的な提案をせず、システムの説明のみである。
<入試関係>
・情報量・収集力が少ない。
・模擬試験を実施しない(中学生)。
・受験データなどの各種教育情報を提供してくれない。
上のようなチェック項目を参考にして、実際に複数の家庭教師センターに電話してみて下さい。